ベビースキンケアの基礎知識

赤ちゃんのお肌は大人とは違います。

赤ちゃんのお肌も大人のお肌と同じだと思っている人も少なくありません。
ですが、赤ちゃんのお肌は大人のお肌とは違った特徴があります。
皮膚であることに変わりはありませんが、特徴が違うので必要なケアも変わってきます。
ベビースキンケアについて学ぶことは赤ちゃんのためだけに役立つのではなく、
実は敏感肌や乾燥肌の方のスキンケアにも役立ちます。
それでは赤ちゃんのお肌の特徴を見ていきましょう。

赤ちゃんのお肌の特徴~敏感・デリケート~

赤ちゃんのお肌は刺激に敏感なデリケート肌です。
どうして大人よりも敏感でデリケートなのかといいますと、赤ちゃんの皮膚は大人の皮膚の半分以下の薄さしかないからです。

皮膚はその奥にある大切な細胞や組織などを外部からの刺激から守る役割を果たしています。その皮膚が薄いということはダメージが奥に伝わりやすくなります。
特に成分などで体に良くないとされる成分ほど経皮吸収されやすいともいわれていますので、皮膚が薄いとそういった良くない成分も通しやすくなります。

赤ちゃんのお肌の特徴~乾燥しやすい~

赤ちゃんのお肌は大人のお肌よりも乾燥しやすくなっています。
その理由も皮膚の薄さが原因となっていますが、それともう一つが皮脂分泌の減少です。
皮膚が薄いと皮膚に含まれる水分量は少なくなります。
そして赤ちゃんは生後まもない時期は皮脂分泌が多いのですが、しばらくたつと徐々に皮脂が減っていきます。皮脂はお肌の水分を蒸発させない役割がありますので、ただでさえ水分量が少ない赤ちゃんのお肌の水分は失われやすくなります。

赤ちゃんのお肌の特徴~汗かき~

赤ちゃんはよく汗をかきます。
その理由は体温調節機能が未熟であることと汗が出る穴(汗孔)の数が大人と変わらないためです。大人よりも圧倒的に狭い皮膚面積に対してびっしりと汗孔があるということですので、体温調節のほとんどを汗によって行う赤ちゃんは大量に汗をかいてしまいます。

赤ちゃんのお肌の特徴にあわせたスキンケアこそがベビースキンケア

デリケートで乾燥しやすく汗かきな赤ちゃんの肌はその特徴にあわせてケアしてあげる必要があります。それがベビースキンケアです。
つまり、3つの特徴を補うようにケアしてあげること。

デリケート⇒お肌に負担を与えないように低刺激なケア
乾燥しやすい⇒乾燥から守るために高保湿なケア
汗かき⇒雑菌の繁殖や臭いの原因、汗疹などにつながるので清潔に保つケア

ベビースキンケアにおいては「低刺激」「高保湿」「清潔」を前提に使うスキンケア化粧品を選ぶことをおすすめします。

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